「歌が上手くなりたい」と思ったことがある方は多いと思います。そんな夢を実現させるのが「ボイトレ」です。ボイトレをすることで歌を上達させることができます。もしボイトレをするならできる限り簡単に歌を上達させたいですよね。
今回は、ボイトレを簡単に行うための準備や方法などをご紹介します。
ボイトレの効果
ボイトレを行うことによって以下の効果が期待できます。
- 声量が大きくなる
- リズム感が良くなる
- 滑舌が良くなる
声量が大きくなる
ボイトレを行うことで「声量のアップ」が期待できます。声が小さくなってしまうのは、自信のなさや恥ずかしさが原因の一つであると考えられます。
ボイトレではまず最初に発声練習を行います。お腹から声を出す練習を繰り返すことで普段の声もお腹から出せるようになるでしょう。また練習を続けていくと、人前で声を出すことが徐々に恥ずかしくなくなり、上達すればするほど自信にもつながります。
リズム感が良くなる
音楽にはポップス、ロック、ジャズ、演歌、カントリーなどジャンルは色々ありますが、どのジャンルでもリズムがとれるのは共通して大切なことです。「リズム音痴」という言葉があるように、せっかく音程が合っていてもリズムがとれていなければ、歌が台無しになってしまうでしょう。
ボイトレでは、課題曲に合わせてリズムをとる練習をしていきます。曲を何回も聴きこみリズムを刻んでいきます。その後、音に合わせて身体も動かしながらリズムをとる練習を続けます。
ジャンルによって最初は「テンポが速すぎてついていけない」「リズムがとりにくい」などありますが、その場合はテンポを下げてゆっくり練習をします。できるようになったら徐々にテンポを上げていくことで、速いテンポでもしっかりリズムがとれるようになるでしょう。
滑舌が良くなる
ボイトレを行うことで滑舌の改善効果も期待できます。ボイトレで発声練習をすることで、喉に関わる筋肉が鍛えられていきます。また表情筋をしっかりと動かして発声する方法も学びます。それぞれの筋肉が鍛えられることによって、今までなら舌が回らなかった言葉もスムーズに発音できるようになり、滑舌を改善することができるでしょう。
滑舌については自分一人では気づきにくい場合もあるため、先生や友人、家族など客観的に判断してもらうのがおすすめです。
発声練習の役割とは
ボイトレにおいての”基礎”となる「発声練習」ですが、役割は大きく2つあります。
- ウォーミングアップのため
- 技術を習得するため
それぞれについて解説していきます。
ウォーミングアップのため
発声練習の役割の一つはウォーミングアップです。
ボイトレは、声帯を始めとした声に関わる筋肉を動かすいわばスポーツのようなものです。スポーツの場合も、必ず始める前には準備体操やストレッチを行って徐々に身体を動かしていきます。いきなり激しい運動をするとケガをしてしまう原因になってしまうでしょう。ボイトレもスポーツと同じで、いきなり全力で声を出してしまうと喉を痛める原因に繋がります。
そこでボイトレにおける準備体操の役割を果たしているのが「発声練習」です。発声練習では、声帯やその周りの筋肉がほぐれていくにつれて徐々に大きい声を出していきます。音程に関しても負担が少ない中低音からスタートし、徐々に高い音を出します。
発声練習はこれから始まるボイトレに備えて、ウォーミングアップの役割を果たしているのです。
技術を習得するため
発声練習のもう一つの役割は「技術の習得」です。
発声練習では正しい呼吸方法や喉の使い方などを学んでいきます。呼吸方法も喉の使い方もボイトレをしていくにあたってとても重要なポイントです。発声練習をすることによって、自分で喉や息を上手くコントロールできるようになり、その後の練習も効率よく進めていけるようにしていきます。
呼吸方法や喉の使い方を身に付けられれば、それをもとに徐々に難易度の高い技術を学んでいきます。発声練習は技術習得のための基本がつまった練習です。
ボイトレを行うための準備
ボイトレを行うためには、いくつかの準備が必要です。
- 練習する場所を見つける
- 教材を揃える
- 体調を整える
練習できる場所を見つける
ボイトレを行うためには練習できる場所を見つける必要があります。自宅で大きな声を出しても大丈夫な環境であれば自宅でも十分な練習場所になるでしょう。
ただ自宅の場合、特にアパートやマンションとなるとご近所さんとの関係もあるため、大きな声が出しにくい場合もあると思います。そんな時は、カラオケ店やスタジオなど大きな声を出せる場所に行って練習を行う方法がおすすめです。
どうしても自宅で練習したいという方は、防音カーテンや防音シートなどを購入して室内の防音性を高めてから練習をするという方法があります。
自分に合った練習場所を見つけることがボイトレをする第一歩です。
教材を揃える
練習を始めるためには、何か教材が必要です。本屋さんに行けば、ボイトレに関する本がたくさん出版されています。一冊数千円程度でボイトレをスタートできます。
また、YouTubeといった動画サイトからボイトレに関する動画を探して学ぶのも一つの方法です。中には、プロのミュージシャンや現役講師がアップした動画もあります。こちらは無料からボイトレを始めることが可能です。
目的に合わせてアプリを活用する手もあります。それぞれの教材を上手く組み合わせて練習を行ってくださいね。
体調を整える
最後に、体調を整えることもボイトレを行うための重要な準備の一つです。風邪気味の時や喉の調子が悪い時にボイトレをしてしまうと、声が出なくなってしまったり体調不良を長引かせたりする原因になってしまいます。
体調に違和感がある時は、無理に練習を行わずしっかり身体を休めるようにしましょう。自分の体調をきちんと整えるのもボイトレの一環です。
簡単にできるボイトレ方法3選
ここからは簡単にできるボイトレ方法をご紹介します。
今回は、以下の3つについて説明していきます。
- ロングブレス
- 表情筋トレーニング
- タングトリル
ロングブレス
ロングブレスとは、腹式呼吸で吸い込んだ息をできるだけ長く吐き続ける練習方法です。
ロングブレスを行うことで息を上手にコントロールできるようになり、徐々に声量が安定してきます。
練習方法は、まず腹式呼吸で息を吸います。その後、歯と歯の間から「スーー」っと息をゆっくり吐いていきます。この時できるだけ一定量で長く吐き続けるのが大切なポイントです。
最初は息が長く続かない方が多いですが、練習していくと30秒以上続けられるようになります。無理をせずできる範囲から徐々に時間を伸ばしていきましょう。
表情筋トレーニング
表情筋トレーニングはその名の通り、顔にある表情筋を鍛えるトレーニングのことです。声は喉だけで出しているわけではありません。口の形や表情によっても声は大きく変化します。表情筋トレーニングをすることで、声がクリアになったり、歌う時に疲れにくくなったりする効果が期待できます。
具体的な練習方法は、口を大きく動かしながら母音である「あ・い・う・え・お」を順番に発声していきます。ここでは口の形を意識しつつ、しっかりと顔の筋肉が動いているかを意識しながら練習するのがポイントです。大きな声が出せない場合は、口の形を変えるだけでも大丈夫です。
練習を繰り返していると徐々に筋肉が疲れてくると思いますので、その状態になるまで続けていきましょう。
タングトリル
タングトリルは、巻き舌で発声練習を行います。タングトリルをすることで滑舌を鍛え、聞き取りやすい声にする効果があります。舌をリラックスさせることで、発声しやすい口の形を作りやすくしていきます。
練習方法は、まず口を少し開きます。そして舌を上の前歯の裏側に優しく付けます。その状態で「トゥルルルルルル」と音を出しながら舌を振動させていきます。
上手くできない場合は、まずは「トゥルルルルルル」とゆっくりと言葉に出して発声する練習から始めてみてください。
おすすめのボイトレ教室
ネットやYouTubeなどを見ながら自分でやってみたけど、そのやり方が正しいのかどうかは教えてくれません。そのうえ、間違った方法を一度身につけてしまうと、戻すのは難しくなります。
ちゃんとプロの先生から基礎を学びたい!という方のために、ボイトレ教室があります。しかも、最近ではオンラインでの教室も増えているので自宅にいながら習うことができます。
オンラインの際、部屋の防音に不安のある方は、近くにある音楽スタジオやカラオケに行って受けてみてもいいかもしれません。パソコンがない方でもスマホから受けられるとあって、どこでも受けられるのはいいですよね!
そんな数あるボイトレ教室のなかで、在学生や卒業生から評判のいいスクールを紹介します!無料受講などの体験レッスンなども行っている学校も多いので、気になったスクールがありましたら一度体験レッスンを受けてみると自分に合っているか分かると思います。
在校生や卒業生に評判のいいボイトレ教室
多くのボイトレ教室があるなかで、卒業生や在校生に特に評判のいいボイトレ教室は下記の5つです。
- ボーカルレッスンミュウ
- シークミュージックスクール
- シアーミュージック
- アバロン・ミュージック・スクール
- EYS音楽教室
キャンペーンによってお得に入会できる教室や、オンラインでのレッスンに対応している教室など、評判のよいボイトレ教室を紹介していますので、ボイトレ教室に興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
ボーカルレッスンミュウ | シークミュージックスクール | シアーミュージック | アバロンミュージックスクール | EYS音楽教室 | |
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特徴 | 講師の選択可能、一人ひとりにあったカウンセリングからカリキュラムを作成 | オーダーメイドレッスンで丁寧に指導。対面とオンラインと都度選択できる | 全国に教室を持つ大手スクール。楽器コースもあり、イベントも多数あり | 有名プロデューサーが創業したスクール。プロの機材でレッスンを受講 | 上達保証で無料レッスンや講師はいつでも変更可 |
教室数 | 約100教室 | 全国13教室以上 | 関東を中心に全国98教室 | 全国16教室 | 東京を中心に30教室 |
レッスンスタイル | ペア トリオ | マンツーマンマンツーマン | マンツーマン | マンツーマン | グループレッスン | マンツーマン
料金 | 月3回:16,500円 月4回:22,000円 [1レッスン60分] | 月2回:11,000円月3回:11,250円 月4回:15,000円 [1レッスン45分] | 月2回:7,500円月3回:13,500円 月4回:16,000円 [1レッスン45分] | 月2回:10,000円月3回:15,600円 月4回:19,600円 [1レッスン60分] | 月2回:10,800円[1レッスン55分] | 月2回:11,280円〜
講師の質 | ミュージカルやアニソンも含めた幅広い講師陣が在籍 | 音大卒業や現役プロも在籍音大卒の講師や現役シンガーソングライターも多数在籍 | 講師のほとんどが現役ミュージシャン | 幅広い講師陣 | 大学で音楽講師を務める方や音大卒やプロが多数在籍 |
オンライン | 対応 | 対応 | 未対応 | 対応 | 対応 |
無料体験 | 有り | 有り | 有り | 有り | 有り |
特典 | 入会金無料 レッスンチケットプレゼント | 入会金無料 初月の月謝50%OFF | 楽器やスタジオのレンタル無料 | 入会金無料 初月の月謝50%OFF | 楽器無料プレゼント 入会金50%OFF |
紹介記事 | ミュウの評判 | シークの評判 | シアーの評判 | アバロンの評判 | EYEの評判 |
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ボイトレを簡単に行う方法のまとめ
今回は、ボイトレを簡単に行う方法についてご紹介しました。ボイトレはやりたいと思ったらすぐに始められるトレーニングです。基礎となる発声練習から徐々に始めてみてはいかがでしょうか。
「自分でどの練習をするのか考えるのが面倒くさい」「何から始めたらいいのか分からない」という方は、ボイトレスクールに通うのを検討してみても良いかもしれません。
今回ご紹介したボイトレスクールを参考にしつつ自分に合ったボイトレスクールを探してくださいね。
また他にもボイトレに関する記事をまとめましたので、ご興味のある方はこちらもチェックしてみてくださいね。
Ayasa@編集部
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